本田塾の生徒が全員最短で合格するわけでは当然ありません。

ただ, 不合格者の中でも, 成長を実感してもう1年ウチで頑張る方も多くいる中, 全く成長しない学生もほんの一握りながら存在します。

 

ここで全く成長しなかった学生さんの特徴を記しておきます。

合格者ストーリーよりも参考になるかもです。

 


CASE1. 嫌いなことを一切やらなかったY くん

 

 私大医学部志望で, 英語が極端に弱い。当塾は理数の強化が売りで, 英語の単位数は少ないので, 河合塾医進館に通いつつ, 数学の補強と学習プランの構築を当塾で実施。2年間, 缶詰型の医専予備校に通って, 厳しい環境での成長がイマイチで本田塾へ。

 

数学は数Ⅲの微分の計算間違いが多すぎるので, そこを徹底演習。(微分は問題の初めでほぼ行うため, 計算が合わなければその問題が全部飛ぶため) ただ, 課した計算課題は殆ど自学でやらず, 正答率がなかなか上がらない。そして, 模試の成績は, ,  特に英語はそもそも初期値が低いのにどんどん低下。

 

あるとき, ふと彼と話しているときに驚く発言を耳にする。

 

Y「模試で久々に英文読んで疲れましたわ」

 

私「え, ほぼ毎日授業あるやろ?」

 

Y「殆ど寝てますわ (笑)」

 

いやいや, 笑えん。せめて毎日何か英語に触れてほしいので, 速読英単語を買い与えるも全く効果なし。

 

本番どうやって受かるつもりなのか, ときいたら, 例えば400点満点なら

 

英語20/100   数学80/100 化学80/100   生物90/100

 

と。。結果は言うまでもなく惨敗。

 

難関合格大学は, 極端に苦手科目, 分野を作らず, バランスよくしておくことが大切。

 

あと, 完全に独りよがりで, 嫌なことを全くやらなかったこと, 自分に甘すぎたこと が敗因です。

 

仮に不合格でも, 成長が見えれば引き続きの勉強を推奨しますが, 彼の場合, 勉強してもこれ以上意味もないということで, 私大歯学部に進学。

 

CASE2. レベルの合わない問題集をやり続けたRくん

 

 先生, 注意しなかったの??

 

 いや, めちゃくちゃしたよ。

 

 でも, 学校の周りのみんながやってるから・・・

 

これ, 進学校あるあるすぎるでしょ。正直時間の無駄。

 

その信念は変わらず, 授業中でも授業そっちのけでその問題集をやる始末。。

 

 いきなり赤チャートを渡す, エセ進学校もわけわからんけど

 

正直, 使う参考書や問題集を変えるだけでも随分変わります!

 

難しい問題に触れていると安心するのかなあ。

 

 レベル10の勇者, レベル20の勇者, レベル30の勇者 育成時同じレベルのモンスター倒さねえだろ。

 

この全然伸びてない実感を, テストを実施して自覚させてからは謙虚になり, ようやく成長を始めましたがすでに時遅し, でした。